おばちゃんが社会人になった頃、こう言われていました。
「石の上にも3年。入社したら、3年は絶対に辞めてはならぬ。」
転職なんて、ネガティブなことをした人がするものだ。そんな空気がありました。
時代は変わりました。
今は転職が当たり前
今や転職は珍しいことでも、恥ずかしいことでもありません。
厚生労働省の調査を見ると、20代の転職入職率は、どの年代よりも高い水準です。
若い世代が動くのは、もう特別なことではありません。
1~2年で転職する人も珍しくない。
A君は第2新卒。前職を半年ほどで辞めて、うちに来てくれました。
Bさんも転職組です。
ふたりとも、それぞれの理由があって、それぞれのタイミングで動いた。
それの何が悪いんだろう。おばちゃんは、そう思っています。
おばちゃん、実は8回転職しています
えー、ここで告白があります。
おばちゃん、転職8回しています。しかも、ほぼ衝動転職です。😅
「もう限界!」「なんかここじゃない気がする」「あの会社、面白そう」
「長期で旅に出たい」「ここじゃない場所があるはず」
そんな感じで動いてきました。
ライフステージで動いた部分もあるけど、計画的な転職活動とは、およそ無縁の人生です。
転職ってある意味、衝動的でないとできない。
褒められた転職の仕方ではないかもしれません。笑
でもひとつだけ言えることがあります。
衝動で動いたからこそ、出会えた仕事や人がある。
8回転職して、今ここにいます。これがおばちゃんの答えです。
「3年いなきゃダメ」は本当?
正直に言います。
3年いることで得られるものは、確かにあります。
最初の1年は覚えることだらけ。
2年目でようやく全体が見えてくる。
3年目で少し余裕が出て、自分なりのやり方ができてくる。
その積み重ねは、どこに行っても財産になります。
でも。
3年いることが目的になってはいけない。
つらいのを我慢して、ただ時間をやり過ごすだけの3年間には、あまり意味がないとおばちゃんは思います。
転職8回のおばちゃんが言うのも説得力ないかもしれませんが。笑
転職するなら、準備だけはしっかり
転職が当たり前の時代だからこそ、おばちゃんから一つだけお願いがあります。
衝動は止められなくても、準備だけはしてください。
特にこの3つ。
・退職のタイミング → 社会保険の切り替えや住民税の支払い時期を確認する
・雇用保険(失業給付) → 自己都合か会社都合かで給付開始時期が変わる
・次の職場の社会保険 → 入社日と保険証の切り替えタイミングを確認する
雇用保険については、新しい話があります。
令和7年4月1日以降に辞めた人から、自己都合退職の給付制限が原則2か月から1か月に短くなりました。
待つ期間が、ひと月ぶん減ったということです。
そして、5年で2回以上やると給付制限は3か月に延びるそうです。
おばちゃんの8回、5年に収まっていなくて本当によかった。
給付制限のくわしい条件は、厚生労働省「Q&A~労働者の皆様へ(基本手当、再就職手当)~」のページに載っています。
住民税も、辞める月で扱いが変わります。
1月から5月に辞めると、残りの住民税が最後のお給料からまとめて引かれます。本人が希望するかどうかに関係なくです。
6月から12月なら、原則は自分で納付書で払います。
最後の給与明細を見て驚かないように、頭に入れておいてください。
退職日はとても重要
そして、一番覚えておいてほしいこと。退職日はとても重要です。
社会保険の喪失日は退職日の翌日。つまり月末退職なら翌月1日が喪失日になります。
保険料は「喪失日のある月の前月分まで」と決まっています。
月末に辞めた場合
喪失日は翌月1日。だから退職した月の保険料もかかります。
最後のお給料から2か月分引かれることもあります。
月の途中で辞めた場合
喪失日は同じ月の中。だから退職した月の会社の保険料はかかりません。
そのかわり、その日から国民健康保険と国民年金に自分で入ります。
こちらは会社が半分出してくれないので、全額自己負担です。
どちらが得かは、次の職場がいつ決まっているかで変わります。
翌月1日から次の会社なら、月末退職がきれいにつながります。
間があくなら、その分は自分で払うことになります。
くわしくは日本年金機構「月の途中で入社したときや、退職したときは、厚生年金保険の保険料はどのようになりますか。」のページで確認できます。
退職日は必ず確認してくださいね。
おばちゃんは衝動で動きすぎて、何度か手続きで痛い目を見ました。
特に退職日。月末にしなかったことを後悔した記憶があります。
手続きは地味だけど、知っているだけで損をしなくて済みます。
※2026年9月時点の制度です。
◆ おばちゃんからひとこと
転職する人を見送るたびに思います。
辞めることは、逃げることじゃない。
自分に合う場所を探すことは、とても勇気のいることです。
おばちゃんの時代は「3年いなければ一人前じゃない」と言われていた。
でも今は違う。自分のペースで、自分の道を選んでいい時代です。
衝動転職8回のおばちゃんが言うんだから、間違いない。…たぶん。😄
ただひとつだけ。
どこに行っても、自分を大切にすることだけは忘れないでください。
A君もBさんも、うちに来てくれてよかった。本当にそう思っています。
ちなみに、そのふたりを迎えるとき。求人票づくりで、おばちゃんは別の戦いをしていました。


