チケットはお持ちですか。

職場のはなし

ずいぶん昔のはなしです。

神奈川県のある城跡を訪ねました。

一緒に行った人が城好きだった。初めてのデートです。城跡に行くとは思っていなかったので思いっきりおしゃれをして行きました。履き慣れないパンプスまで履いて。

その城跡の隣に、遊園地がありました。(今はどうなっているかわかりません😅)

◆事件発生

城跡を見学していたら、崖から滑り落ちてしまいました。

そのまま転がって、転がって……気がついたら遊園地の中に落ちていました。😱

さて、そこに遊園地のスタッフが駆け寄ってきました。

「大丈夫ですか?」

「どこか怪我は?」

……ではなく。

チケットはお持ちですか。

◆チケット、持ってません

城跡から転がり落ちてきた人間に、開口一番「チケットはお持ちですか」。

思わず笑いそうになりながら「持っていません、城跡から落ちてきました」と答えました。

スタッフの方も困った顔をしていました。そりゃそうですよね。マニュアルにない事態だったと思います。笑

◆マニュアル通りってどうなの?

たまに思い出してクスッとなるのですが、同時にちょっと考えさせられます。

マニュアルって大事です。特にバックオフィスの仕事は、決まった手順通りに処理することが信頼につながります。

でも。

目の前に城跡から転がり落ちてきた人がいたら、まず「大丈夫ですか?」じゃないでしょうか。笑

マニュアルは普通の状況を想定して作られています。でも現実は、マニュアルに書いていない状況が必ずやってきます。

◆おばちゃんが大事にしていること

零細企業のバックオフィスをひとりで回していると、マニュアルなんてあってないようなものです。笑

毎日「これ、どうしよう」の連続です。

そのたびに考えるのは、目の前の人は今、何を必要としているかということ。

お茶をお出ししたら「はい」と言われたはなし
プロフィールにあるように、おばちゃんは小さな会社でバックオフィス全般、経理・人事・総務・植木の水やり・社長のご機嫌取り、なんでもやらなければならないんです。先日、来客があり、いつものように会議室にご案内して、お茶をお出ししました。これも当然…

チケットの確認より先に、「大丈夫ですか」が出てくる人でありたいな、と思っています😊

おばちゃんからひとこと

マニュアルは大事。でもマニュアルだけでは乗り切れない場面が必ずあります。

バックオフィスの仕事も、接客の仕事も、根っこは同じかもしれません。

目の前の人を見る。状況を見る。そして動く。

幸い擦り傷だけで、大事にはいたりませんでした。

落ちてきた崖を登る気にもなれず、一緒にきた人への恥ずかしさもあって、少し大げさに痛いフリなんかして。

ちなみにあのあと、ちゃんとチケットを買って入園してソフトクリームを食べました。大げさに痛いフリしたもんだから、夜は横浜で中華を食べる予定もキャンセルになり、その人ともそれっきり。連絡はありませんでした😀

城跡デートに行く方は、歩きやすい靴でどうぞ。

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