毎年誕生月に届くハガキ、開けて「ふーん」としまっていませんか?
おばちゃんも、ほぼ見ていませんでした。
毎年、誕生月になると、ポストに届く一枚のハガキ。
「ねんきん定期便」です。
正直に白状します。おばちゃんは、ほとんど見ていませんでした。
開けて、「ふーん」と思って、しまう。それだけ。見方を知らないとわかりにくいんですよね。
平成19年に発覚した「消えた年金問題」をきっかけに、平成21年から届くようになったそうです。
ところが今年、年金のことをあわてて調べ直しました。
すると、このハガキ、見るところがちゃんと決まっていたんです。

おばちゃんでも見てなかったんですか?

届いたら大事に引き出しにしまっていました……
そして今年、おばちゃんは年金をもらう側になりました。年金事務所で、自分の年金額を教えてもらったら——
「えー、少ない!」
もっと早く、このハガキを開けておけばよかった。
見るのは、この3か所
結論から言うと、3か所だけ見れば大丈夫です。
このハガキの一番の役目は、年金の記録が合っているかの確認です。3か所それぞれに、確かめることがあります。
① これまでの保険料納付額
今までに払った、国民年金と厚生年金の保険料の合計です。
厚生年金は、会社が半分払ってくれているので、ここに出るのは自分が払った分だけです。
② これまでの年金加入期間
国民年金や厚生年金に、何か月入っていたかが書いてあります。
年金を受け取るには、原則として10年(120月)以上の加入期間が必要です。
ここで確かめるのは、抜けや空きがないか。
転職した会社の期間が、ちゃんと載っているか。国民年金に、未納や抜けがないか。

ぼく、転職したときの期間が心配です……

そのためにちゃんと見ないといけないんだよね
ちなみにA君は、学生のころの年金の追納を決めた人でもあります。
ハガキだけでなく、ネットでいつでも確認できる「ねんきんネット」もあります。
③ 年金額の見込み
いくらもらえそうか、という数字です。
ハガキに載っているのは、月額ではなく年額(1年分)です。
そして、実際に受け取る年金額とは限りません。計算のしかたは年齢で違うので、次の見出しで説明します。
ハガキの見本は、日本年金機構「『ねんきん定期便』の様式(サンプル)と見方ガイド(令和8年度送付分)」のページで見られます。
「えっ、これだけ?」と思ったら

おばちゃん、この年金額、少なくないですか……

おばちゃんも言ったわよ。『えー少ない!』って。でもあなたのは、まだ将来の金額じゃない
50歳未満の人に載っているのは、今までの加入実績で計算した金額です。まだ働く年数が残っているので、少ないのは当たり前。これから増えていきます。
50歳以上になると、今の条件で60歳まで続けたと仮定した金額が載るそうです。
つまり、若いうちは「今の成績表」、50歳からは「このまま行ったらの予想」なんですね。
なお、35歳・45歳・59歳には、封書の詳細版が届きます。こちらは、また別の機会に。
この記事はおばちゃんが「こう理解しています」という内容です。年金の記録や金額については、日本年金機構や年金事務所にご確認ください。
※2026年10月時点の情報です。
おばちゃんからひとこと
年金は、まだ先のこと。そう思って、引き出しの奥で眠っていました。
でも開けてみたら、ちゃんと教えてくれていましたよ。
1年に1回、誕生日の頃に届くのは、年金記録の健康診断のようなものです。
今年の誕生月は、ちゃんと開けて、3か所だけ確認してみましょうね。

よし、今年はちゃんと見ます!
……と言って、Bさんはまた引き出しにしまいました。大事に。

