あなたの席はここです。

職場のはなし

うちの会社に、Bさんが、そしてその翌年にA君が入社してくれました。

ふたりとも求人媒体経由での採用です。

求人票を出すとき、媒体の担当者からこんな提案がありました。

「福利厚生をもっと充実させて書きましょう。リフレッシュ休暇とか、資格取得支援とか……入れましょう。」

今はそんなのありません。

「では、社内のいい雰囲気の写真を掲載しましょう!」

そんな…

撮影に来た担当者に、椅子だけ撮影して帰ってもらいました。😅

豪華な制度より、実直な社長

求人媒体の担当者が送ってきた原稿には、豪華な制度がずらりと並んでいました。

キラキラした言葉で飾られた、うちとは別の会社の求人票のようでした。

でも、うちの会社には今はそんな制度はない。ウソで採用してはいけない。

入社してくれる人に、本当にこの会社を選んで良かった、と10年後に思ってもらえる会社でありたい。

うちの魅力は、長年実直に経営してきた社長です。

飾らない。盛らない。あるものだけを書く。

そう決めて、シンプルな求人票にしました。

内覧?のようなもの

入社前に会社を見てもらうことにしました。

いわゆる「職場見学」です。

狭い事務所。年配の社員たち。華やかさのかけらもない職場。

おばちゃんが案内したのはこれだけです。

あなたの席はここです。

そのあと社長と1時間くらい話していました。

それでも来てくれた

それでもふたりは入社してくれました。

A君は第2新卒。おとなしくて気弱だけど、優しい人です。

Bさんは同業他社で働いていた経験者で入社2年目。A君が来てからというもの、やっとできた後輩をなにかと面倒みています。たまに知ったかぶりをするのはご愛嬌です。

飾らない求人票を見て、飾らない職場に来てくれたふたり。

正直に出したからこそ、出会えた縁だと思っています。

このふたりが入社して、一気に平均年齢を引き下げてくれました。この若者たちが働きやすいと思えるように、陰ながら応援したいと思っています。

おばちゃんからひとこと

就活や転職活動をしていると、キラキラした求人票に目が行きがちです。

でも入社してから「思っていたのと違う」となるのが一番つらい。

求人票の豪華な制度より、実際に働く人たちの雰囲気や、会社の誠実さの方が大事だとおばちゃんは思っています。

椅子だけ見せて採用するような会社ですが、うちはうちなりに誠実にやっています。笑😊

お前、サキホコレ知ってるか。
第2新卒のA君の入社手続きのこと。とても緊張しているように見えたので、少し雑談をしました。前職でテレアポの仕事をしていたそうです。とてもおとなしそうで、声も小さいのに営業それもテレアポだったそうです。忘れられないというエピソードを話してくれ…
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