第2新卒のA君の入社手続きのこと。
とても緊張しているように見えたので、少し雑談をしました。
前職でテレアポの仕事をしていたそうです。
とてもおとなしそうで、声も小さいのに営業それもテレアポだったそうです。
忘れられないというエピソードを話してくれました。
ひかり回線のご案内です
リストに従って電話をかけていたある日のこと。
「ひかり回線の○○ってご存じでしょうか」
そう言った瞬間、電話口の相手がこう言い放ちました。
「知らないよ!そんな誰でも知っているような言い方するんじゃない。」
そして続けてこう言われました。
「お前、サキホコレって知ってるか。」
どうやら、お米屋さんに電話してしまったようです。
サキホコレって?
サキホコレとは、秋田県が10年以上かけて作った、コシヒカリを超えることを目指したお米だそうです。冷めても美味しさが持続するため、お弁当やおにぎりにもぴったり。だそうです。
知る人ぞ知る、お米好きにはたまらない品種なんですね。
電話口のお米屋さんは続けてこう言いました。
「知らないだろう。だから俺は、この品種はこういう特徴があって、食感はこうだ、と知らない人にもわかるように話す。お前もそうしろ。
知らない人にもわかるように話す
テレアポの電話でお米の講義を受けることになった本人、とても印象に残っているそうです。
そりゃそうですよね。
でもこれ、仕事のどんな場面にも当てはまる大事なことだと思いました。
「これくらい知っているだろう」と思って話すと、伝わらない。
知らない人の目線に立って、わかりやすく説明する
おばちゃんもこの後の入社手続きのとき、なるべく専門用語を使わないようにしたのは言わずもがなです。
例えばこんな感じです。
- 標準報酬月額→「社会保険料の計算のもとになる、毎月のお給料の目安の金額」
- 扶養控除の対象者→「あなたの稼ぎで生活している人」
- 特別徴収→「会社がまとめて住民税を払う仕組み

難しい言葉をそのまま使うより、「つまりどういうこと?」を先に言う方が、ずっと伝わります。果たしてこの言葉のチョイスが良かったのか?ですが。
◆おばちゃんからひとこと
サキホコレのお米屋さん、テレアポの新人に大事なことを教えてくれましたね。
知っている人には当たり前のことでも、知らない人には全くわからない。
仕事でも、日常でも、「相手が知らないかもしれない」という前提で話すことが、伝わるコミュニケーションの第一歩かもしれません。
ちなみにサキホコレ、気になった方はぜひ食べてみてください。おばちゃんも食べてみたくなりました。笑

